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会わせる顔がない


自分の周囲で、妊娠出産ラッシュが巻き起こってる。
人が死ぬのと同じくらい大きな出来事だけに、小心のオレはビビる。他人事のはずなのにマジでビビる。

ただ、現実として、オレは生まれてくる奴らの、模範になるような人生なんてものは送っていない。
かつ、オレはそいつらと出会うことが、既に間違いなんじゃないかとすら思う。
オレなんかと出会ったとしても、そいつらに良いことなんて一つもないんじゃないかという意味である。

うん、ないだろ。

実際に、オレと出会って良かったと思えるような、天使のような人がいたとして。
オレは、きっと、ただその天使を騙しているにすぎない訳さ。
わざわざ、いつかばれる詐欺をして、得もないのに会う理由なんてない。
いつか嫌われたり、蔑まれたりするのが解っていて、会う必要性なんてないだろう。

だから、オレは心に決めるのだ。
天使たちから生まれる天使には、会わないと。

「天使」とか、厨二全開なテキスト書いてて、自分でも引いてるのだが、いかんせん、他に伝える術がない。
全く持って残念である。
オレの存在が残念である。

オレは、最近生まれてきた奴らや、これから生まれてくる奴らから、ありったけ逃げてやるのだ。
そして、まるで離婚して、自分の子供と面会できなくなった父親のように、そいつらを他人のような素振りをして、外から見守ってやるのだ。

うん、いいなそれ。

直接会わないけど、天使を外から見たって良いじゃないかと。
見るだけだからと。

うん、どう読んでも変態の文章である。

一言だけ言っておくと、オレの趣味は、キャリアウーマン系のスーツを着たお姉ちゃんである。
これは譲れない。
絶対に、ロリコンなんてものじゃない。

貧乳は好きだが、寸胴は嫌いなのだ。
クビレが重要なのだ。
童貞の癖に選んでるんじゃねえと思われるかもしれないが、オレはロリコン趣味だけはない。
それだけは、言っておかなくてはならないのだ。


とりあえず、あれだ。
これから、産む奴は頑張れ。
産まれてくる奴等も頑張れ。


どうか、お前らは幸せになってください。



「で、お前は?」

「どっかに、金持ちで、無条件でオレを愛してくれる美人な姉ちゃんいねえかなー」

「お前は、現実に足を踏み込んだ方がいいと思うぞ?」

「オレに、現実と虚構の境界などないのだ!」

「これから生まれてくる命に謝れ」
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